パーマン(1)
- 作者: 藤子・F・不二雄
- 出版社/メーカー: 小学館
- 発売日: 2009/07/24
- メディア: コミック
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- パーマン誕生:記念すべきサンデー版第1話。各社単行本の第1話にもこれが採用されており、最も有名な第1話である。スーパーマンにパーマンセットを渡され、みつ夫がパーマンに変身。いきなり飛行機を墜落事故から救い、数百人の命を救っている。カバ夫、サブ、みち子などの友達サブキャラはここで出揃う。
- パーマンに水難の相:パーマン2号(ブービー)登場。暴力団との戦い。大ゴマで2階の床をぶち抜くシーンの爽快感は格別。
- 野球は二人で:パーマンパワーを野球に利用。一人で圧勝。それでいいのかみつ夫・・・
- コピーロボットの逆襲:ロボットとはいえ、コピーはみつ夫とは別の自我を持って行動するので、それがしばしば騒動を巻き起こす。そんな展開の先駆けとなった話。
- はじめましてパー子です:ヒロインのパー子こと3号がついに登場。後年は1号との恋話も涌き起こるが、まだこの時点では(というか旧作では)そんな気配はなし。科学者の口から飛行とパワーアップの原理が語られる。
- 砂漠のジン魔神:上記パー子登場話と同時掲載。初めて海外へ遠征に出かけるパーマン一行。博士は最後に「頭を打ってバカに」なってしまう哀れな末路。
- にせ者パーマン:三重晴夫の嫌な性格全開。しかし、レプリカとはいえパーマンセットが簡単に偽造できてしまうのもどうかと思う。
- パーやんですねん:4号・パーやん登場。仲間内で最も頭脳明晰な彼は、今後、大事件を中心に事実上リーダーのような立ち位置で活躍していくことになる。ミツ夫の立場が弱くなるのもやむなし。この話、作業服のパー子が可愛い。
- ニセ札犯人を追え:2号が活躍。最後のページ、あれだけ暴れたら犯人死んでると思うのですが・・・
- パー子の正体は?:明かされていなかったパー子の正体が「秘密」であることが初めて意識的に描かれた。結局この話では正体判明せず。藤子先生がまだ考えてなかった可能性も。
- わたしの命はねらわれている?:人騒がせな屋敷の主人の依頼。パーやんも参戦し、彼の頭の良さが本格的に描かれ始める。最後は結構イイ話。
- 先生がくる!!:パーマンの活躍抜きに、ミツ夫の日常のためにパーマンセットを乱用しているだけの話も多い。この回は特にしょうもない話で、呼びつけたパー子がくだらないと怒るのももっとも。
- 怪獣さがし:2号と2人で怪獣探しのためアマゾンまで遠征。土人という単語は消されているが姿形はそのもの。アホ2人の遠征だからこそ成り立った話。
- 生きうめパーマン:この回の敵は本気でパーマンを殺しにきている(しかも手口が功名)ため、かなり死の危機に迫った展開となった。ミツ夫も機転がきくようになってきた。
- 世の中うそだらけ:ドラえもんでも散々出てきたエイプリルフールネタ。ママは一枚上手でした。
- パーマン全員集合!:パーマン4人がただひとつの目的のために東奔西走する。この事件を経て、4人の友情は一歩先まで進んだといえる。スーパーマンも何だかんだでいい保護者だ。
- 故障したコピーロボット:冒頭の決意は前の回からの流れと思われる。大変な事態でもさりげなくパー子の住所を探ろうとするミツ夫・・・
- ゆうれい船:金儲けという不純な動機がきっかけで、人の命を救うことになった話。
- 牧場をとりもどせ:珍しいパーマン単独行動。北海道にて。ジョン上井というネーミングに笑った。
- やさしいやさしい女の子:パー子の「首根っこへし折って差し上げるわ」「いい気におなりになって!!」といった、荒っぽいんだか丁寧なんだかよく分からないセリフが面白い。しかし女性を呼んで炊事選択をやらせようとするとは。
- 怪人千面相:左右から迫ってくる壁なんて想像しただけでゾーッとする。しかしミツ夫よく上がれたな。
- 死の船:久々に人命救助のための出動。遭難、沈没、伝染病・・・とかなりシリアスな話。パータッチをひょんなことから発見する。
- 毒ガス密造団:化学兵器も登場。
- コピーロボットの反乱:そりゃ普段のみつ夫の使い方見てるとコピーも反乱したくなるよなあ・・・